10月31日 土曜日
昨日遅くまでがんばった最終授業でしたが、
今日は別のコースをとってみました。
ANTOJITOS MEXICANOSの授業
なのに・・・
今日は土曜日!
朝から学校の近くの屋台に行かないといけない日!
しかも、授業でパンバッソをつくるのに、パンバッソを食べてしまった(笑)
ほら、いちおうね、比較のために・・・とか言うて。
でもパンバッソってめっちゃカロリー高いし、重いんですよねー。
1個でおなか一杯。
でも、おいしかったー。
表面がカリッとしてて。
しかも・・・実は朝からトルタ食べたし・・・。あかん、パン食べ過ぎ。
祭壇も健在。
今日のクラスの人たちは、
「あ~死者の日の祭壇作ったのね~まぁキレイ!」
なんて会話。
いつもとは違って、初めてお会いする人ばかりでの授業。
さて、アントヒートスは、欲しくなるものといった軽食のたぐい。
でも、ちゃんと考えてつくれば、前菜ともなりうるとってもおいしいものたちですよ~との説明でした。
その通り!
パンバッソ・コンプエスト(ディストリト・フェデラル)
古くなったパンをおいしく食べる方法だったはずが、今ではすっかり定着。
ふやかしたチレ・アンチョ、チレ・ウワヒージョ、ニンニクとタマネギでソースをつくり、
ラードで炒めてから煮込みます。
あまりとろみがつきすぎないように。
具材には、ロンガニサ(長いソーセージ)と茹でてコロコロに切ったジャガイモを炒めて味付けしたもの。
レタスの千切り、サワークリーム、ケソ・パネラ(チーズ)などです。
今回のサルサは、緑トマテ、チレ・セラーノとタマネギの生サルサ。
パン(ボリージョやテレラ)を縦に開いておき、
サルサに浸してラードでこんがりさせます。
中に具材を詰めたらできあがり。
ラードを使いたくない人たちが、ほんのすこーしだけラードを使っていたけど。。。
さすがにカリっとはしないようで。
ある程度の量は必要ですね。
モネ・デ・プエルコ(タバスコ州)
豚肉と野菜のバナナの葉蒸し焼き、ですが、使うハーブがいい味だします。
豚肉を少し大きめにゴロッと切り、ラードとお塩をしておきます。
軽くゆでたバナナの葉を十字に2枚置き、
まず、モモ(オハ・サンタ、アクージョ、イエルバ・サンタなどというハーブ)を乗せ、
お肉を置き、
プラタノ(バナナ、今日はプラタノ・マッチョ)のスライス
チレ・ブランコ(白いチレ)のスライス
トマトのスライス
タマネギのみじん切り
を乗せ、包み、
ひもでしばって、
水をはったお鍋で蓋をして蒸し焼きにします。
水がなくなるまで、がポイント。
チャルピータス・ポブラーナス(プエブラ州)
小さなトルティージャ(トルティージャ・タケラス・・・タコスのトルティージャ)でつくるスナック。
今日は2種のサルサ。
ベルデはチレ・セラーノと緑トマテを焼いてお塩を加えてつぶしたもの。
ロハはチレ・デ・アルボルとトマトとお塩をつぶして、ラードで炒めて煮込んだもの。
ラードを敷いて少しトルティージャをのせ温めたら、好きなサルサを塗り、茹でてさいた豚肉をのせ温めます。
タマネギのみじん切りなどを添えて。
サルサをたっぷりのせると、ラードにこぼれて飛び散るので、周りがえらいことになるけど、、、、
たっぷりのほうが断然おいしい!
トルティージャの底はカリッと、表面はふんわり。
ちょっとした集まりなんかでも、家でよくつくるやつです。
プリートス・デ・プラタノ
プリートスって、ピューレで作ったものたち、って意味のように思います。
塾し過ぎていないプラタノ・マッチョを少しゆでて(皮がずれてきたらOK)
冷めたらマッシャーでつぶします。
フリホレスもしっかり水を切ってからつぶします。
ケソ・デ・カブラ(チーズ)もバラッとさせておきます。
このピューレを細長くコロッケ状(小さい!)にして、縦にフリホレス、チーズを挟み、
やはりコロッケ状に。
パン粉(といってもメキシコのは細かいけど)をつけて、
油で揚げます。
プラタノ・マッチョそのもののでんぷんでいい感じに仕上がるのです。
が・・・・
このプラタノ・マッチョ、
日本でどんなに恋しかったことか。
東京あたりではごくまれにあるらしいけど、
ずーーーーーーーーっと恋しくて恋しくて。
肉質が普通のバナナとは全然ちがって、香りも濃厚。
甘味は少ないけどうまみはあるといった感じ。
そして食べるとずっしり重い。
加熱してもドロドロにならずしっかりしているんですね!
日本に帰ったらまた食べられない・・・。
ゴルディータ・デ・サン・ルイス(サン・ルイス・ポトシ州)
トウモロコシのマサで作るゴルディータですが、中身が唐辛子ペースト。
チレ・アンチョをふやかしてメタテですり、そこにケソ・アニェホ(チーズ)を加えて、ゴルディータにつめ、
コマルで焼いたもの。
夕方、コヨアカンの博物館へ友達といってきました。
博物館にも祭壇が。
そして、マリーゴールドのアイスがあるのね~。高かったけど。
2015年10月31日土曜日
2015年10月30日金曜日
死者の日の特別授業!
10月30日 金曜日 夜!!! 死者の日の準備♪
さて、先ほど感動の最終授業があったばかりながら・・・、
実は別の授業が。
このディプロマコースを修了した人だけが参加できる11か月のディプロマコースがあるんです。
メキシコにはいろんな祝日があります。
その一つは11月初めの死者の日。
そんな祝日の料理を勉強していくコースが今日から始まります。
というわけで、本日の修了生全員「参加していいよ!」・・・と。
しかも、この一大イベントの死者の日のお供え物をみんなで作る、けっこう大変なのです。
これに参加できるなんて、ラッキー!
パン・デ・ムエルト
パン・デ・プルケ
アロス・ア・ラ・メヒカーナ
カラバサ・コン・ピロンシージョ
南瓜を茹でて取り出し、「そのゆで汁を使って」ピロンシージョとシナモンを入れて黒蜜を作り、もう一度煮込みます。
ここ、ポイント。
カモテ・モラード・コン・ピロンシージョ
カモテ・ブランコ・コン・ピロンシージョ
どちらも同じ方法ですが、ゆでたサツマイモの皮をむいて、大きめに切り、別につくった黒蜜(ピロンシージョとシナモン)で煮込みます。
とろっとするまで。モラード(紫)のサツマイモは、この時期にしかとれない季節もの。
アトレ・ブランコ
ここでは、1、2枚、オレンジの葉を加えます。
チャンプラード
アトレ・ブランコを作ってから、チョコレートを煮溶かします。
モレ
市場などで購入できるモレを使って。
ラードで煮溶かしながら、鶏のだし汁を加えて伸ばしていきます。
ゆがいた骨付き鶏ももを使います。
テホコテス
小さなリンゴの形をしたテホコテ。
湯むきをしてから、お砂糖とシナモンを入れてコトコト煮ます。
やはりトロッとするまで。
ポンチェ
テホコテは湯向きして4等分。
ハマイカ(濃いもの)、タマリンド、パイナップル、柑橘類など。
リンゴは小さく切ったもの
種なしプルーン
シナモン
サトウキビはバストン(杖)状に切ったもの
グアバは小さく切ったもの
レーズン
お砂糖
水
すべてを火にかけて、気長に煮込む。
全部の材料の味がするように!
タマル・デ・フリホル1
うすーく伸ばしたマサにうすーくフリホル・レフリットをのせ、
くるくる細長く巻いたのを3つにわけます。
これにアボカドの葉をくるみつつ、縦に3つ並べて、
バナナの葉でくるみます。
タマル・デ・フリホル2
フリホル・ネグロをゆがいてから、ラードやニンニクとタマネギでさらに煮込み、すったものを使います。
マサをバナナの葉などに伸ばし、
フリホルをのせて、
くるくる巻き、
くるくるが見えるように切ります。
Totomoxtle(トウモロコシの皮)に包んで蒸します。
タマル・デ・ムエルト
マイス・ネグロ(黒いトウモロコシ)は石灰を入れてゆがき(ニクスタマル)、洗ってからメタテですりつぶします。粗めに。
ラード、ベーキングパウダー、ニクスタマル、鶏のだし汁で生地をつくります。
中身のペーストは、チレ・アンチョ、タマネギ(焼いてもよい)、ニンニクをメタテで少しずつ挽き、最後にケソ・フレスコ(チーズ)もつぶしていきます。
マサをバナナの葉で5ミリぐらいにのばし、その上にチレのペーストをのせて巻き、切ったものを、
Totomoxtle に包んで蒸します。1時間15分ぐらい。
ムクビル・ポジョまたはピビポジョ(ユカタン)
ピブという土に穴をほって蒸し焼きにする方法でつくった鶏肉料理を「ピビ」ポジョ
今日はオーブンでつくるので「ムクビル」ポジョとなるそうです。
タマルの一種ですが、生地にはアチオテが入ります。
ラードをしっかり熱してアチオテの種を入れて赤く染め、それをトウモロコシ生地に混ぜ込み、お塩と一緒にこねます。
具材にはいろんなものが。
胸肉と豚モモ肉柔らかくゆでます。。。。が、
その時に、
お塩、アチオテの種、オレガノ、クミン、玉ねぎ、ニンニク、コショウをいれます。
ゆであがったらお肉をさきますが、だし汁はそのまま使うので捨てません。
ラードで野菜を炒めます。緑のパプリカ、チレ・アバネロは種とスジをとってみじん切り。トマトは湯むきしてザックリと切ります。
ここにだし汁を加えて、トルティージャのマサを溶かしたものを加えてとろみをつけ、さいたお肉も投入、アパソテ(ユカタン地方ではアパソテ、ほかの地域ではエパソテ)も加えます。
こういったドロッとしたサルサのことを、ユカタン半島あたりではkoolコルと呼ぶそうです。
これを冷ましたら、茹でたバナナの葉で包んでオーブンで1時間。
さてさて、このすごい品数をみんなでワイワイしながら作りました。
手の空いている人は、祭壇の飾りつけに。
クロスをしいたり、
cempasúchil(マリーゴールド)の花をほぐしたり、
Papel picadoを張り付けたり、
コパルやロウソクの用意をしたり、
飾りをたくさんのせていったり、
やること山盛り。
でも、こうしてたくさんのお供えをもって、ご先祖さまや大切な人たちをお迎えする。
本当に日本のお盆と同じように感じられませんか?
見た目はカラフルで、にぎやかで、見た目はちがっても、何かご先祖さまとつながっている感覚。
お香を焚くのもなんだかお線香のようで。
実は残念ながらあまりメキシコ中央部の死者の日の習慣をあまり知らないんです。
チアパスの沿岸地域にいたときは、マリーゴールドもあまり見なかったなぁ。
ケイトウなどが多かった気がします。
ほんと、知らないことがいっぱい。
大変な1日でしたが、ものすごく濃ゆーーーく、充実した日でした。
それにしても、夜の12半にお先に失礼したけど、みんな1時までかかったみたい!
ほんと、ここの学校の人たちはすごい働きものばかり・・・。
さて、先ほど感動の最終授業があったばかりながら・・・、
実は別の授業が。
このディプロマコースを修了した人だけが参加できる11か月のディプロマコースがあるんです。
メキシコにはいろんな祝日があります。
その一つは11月初めの死者の日。
そんな祝日の料理を勉強していくコースが今日から始まります。
というわけで、本日の修了生全員「参加していいよ!」・・・と。
しかも、この一大イベントの死者の日のお供え物をみんなで作る、けっこう大変なのです。
これに参加できるなんて、ラッキー!
パン・デ・ムエルト
パン・デ・プルケ
アロス・ア・ラ・メヒカーナ
カラバサ・コン・ピロンシージョ
南瓜を茹でて取り出し、「そのゆで汁を使って」ピロンシージョとシナモンを入れて黒蜜を作り、もう一度煮込みます。
ここ、ポイント。
カモテ・モラード・コン・ピロンシージョ
カモテ・ブランコ・コン・ピロンシージョ
どちらも同じ方法ですが、ゆでたサツマイモの皮をむいて、大きめに切り、別につくった黒蜜(ピロンシージョとシナモン)で煮込みます。
とろっとするまで。モラード(紫)のサツマイモは、この時期にしかとれない季節もの。
アトレ・ブランコ
ここでは、1、2枚、オレンジの葉を加えます。
チャンプラード
アトレ・ブランコを作ってから、チョコレートを煮溶かします。
モレ
市場などで購入できるモレを使って。
ラードで煮溶かしながら、鶏のだし汁を加えて伸ばしていきます。
ゆがいた骨付き鶏ももを使います。
テホコテス
小さなリンゴの形をしたテホコテ。
湯むきをしてから、お砂糖とシナモンを入れてコトコト煮ます。
やはりトロッとするまで。
ポンチェ
テホコテは湯向きして4等分。
ハマイカ(濃いもの)、タマリンド、パイナップル、柑橘類など。
リンゴは小さく切ったもの
種なしプルーン
シナモン
サトウキビはバストン(杖)状に切ったもの
グアバは小さく切ったもの
レーズン
お砂糖
水
すべてを火にかけて、気長に煮込む。
全部の材料の味がするように!
タマル・デ・フリホル1
うすーく伸ばしたマサにうすーくフリホル・レフリットをのせ、
くるくる細長く巻いたのを3つにわけます。
これにアボカドの葉をくるみつつ、縦に3つ並べて、
バナナの葉でくるみます。
タマル・デ・フリホル2
フリホル・ネグロをゆがいてから、ラードやニンニクとタマネギでさらに煮込み、すったものを使います。
マサをバナナの葉などに伸ばし、
フリホルをのせて、
くるくる巻き、
くるくるが見えるように切ります。
Totomoxtle(トウモロコシの皮)に包んで蒸します。
タマル・デ・ムエルト
マイス・ネグロ(黒いトウモロコシ)は石灰を入れてゆがき(ニクスタマル)、洗ってからメタテですりつぶします。粗めに。
ラード、ベーキングパウダー、ニクスタマル、鶏のだし汁で生地をつくります。
中身のペーストは、チレ・アンチョ、タマネギ(焼いてもよい)、ニンニクをメタテで少しずつ挽き、最後にケソ・フレスコ(チーズ)もつぶしていきます。
マサをバナナの葉で5ミリぐらいにのばし、その上にチレのペーストをのせて巻き、切ったものを、
Totomoxtle に包んで蒸します。1時間15分ぐらい。
ムクビル・ポジョまたはピビポジョ(ユカタン)
ピブという土に穴をほって蒸し焼きにする方法でつくった鶏肉料理を「ピビ」ポジョ
今日はオーブンでつくるので「ムクビル」ポジョとなるそうです。
タマルの一種ですが、生地にはアチオテが入ります。
ラードをしっかり熱してアチオテの種を入れて赤く染め、それをトウモロコシ生地に混ぜ込み、お塩と一緒にこねます。
具材にはいろんなものが。
胸肉と豚モモ肉柔らかくゆでます。。。。が、
その時に、
お塩、アチオテの種、オレガノ、クミン、玉ねぎ、ニンニク、コショウをいれます。
ゆであがったらお肉をさきますが、だし汁はそのまま使うので捨てません。
ラードで野菜を炒めます。緑のパプリカ、チレ・アバネロは種とスジをとってみじん切り。トマトは湯むきしてザックリと切ります。
ここにだし汁を加えて、トルティージャのマサを溶かしたものを加えてとろみをつけ、さいたお肉も投入、アパソテ(ユカタン地方ではアパソテ、ほかの地域ではエパソテ)も加えます。
こういったドロッとしたサルサのことを、ユカタン半島あたりではkoolコルと呼ぶそうです。
これを冷ましたら、茹でたバナナの葉で包んでオーブンで1時間。
さてさて、このすごい品数をみんなでワイワイしながら作りました。
手の空いている人は、祭壇の飾りつけに。
クロスをしいたり、
cempasúchil(マリーゴールド)の花をほぐしたり、
Papel picadoを張り付けたり、
コパルやロウソクの用意をしたり、
飾りをたくさんのせていったり、
やること山盛り。
でも、こうしてたくさんのお供えをもって、ご先祖さまや大切な人たちをお迎えする。
本当に日本のお盆と同じように感じられませんか?
見た目はカラフルで、にぎやかで、見た目はちがっても、何かご先祖さまとつながっている感覚。
お香を焚くのもなんだかお線香のようで。
実は残念ながらあまりメキシコ中央部の死者の日の習慣をあまり知らないんです。
チアパスの沿岸地域にいたときは、マリーゴールドもあまり見なかったなぁ。
ケイトウなどが多かった気がします。
ほんと、知らないことがいっぱい。
大変な1日でしたが、ものすごく濃ゆーーーく、充実した日でした。
それにしても、夜の12半にお先に失礼したけど、みんな1時までかかったみたい!
ほんと、ここの学校の人たちはすごい働きものばかり・・・。
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