2015年11月24日火曜日

伝統パン作り~♪

11月24日 火曜日

早朝5時のお空はお星さまでいっぱい。

アデラさんとルイスさんのお宅におじゃまして、パタンバン村で伝統的に作られているパンを教えてもらうことに。
楽しみ~。


ピロンシージョ(黒砂糖みたいなの)風味のものが多くて、独自性たっぷりで、なかなか他では食べられない美味しいものがいっぱい。
どうしても知りたかったのです(笑)
なんという幸運!

こんな感じで、黒蜜と粉、天然酵母、ラード、生イースト、そしてぬるま湯を混ぜていきます。
おいしいはずやわ。


全部一緒に混ぜていくのに、水の量などチャチャっと目分量!
先生さすが!


こねたら、

この生地からいろんなパンが。

板に粉を敷いて、


生地をのせて発酵させます。


発酵後、砕いたピロンシージョをのせて少し水を付けて焼くとChorriada 。

焼き上がるとこんな感じ。


5箇所に切り目を入れて焼くと、
Pan Dulce


これは、Mamón Dulce
ラードが塗ってあります。


細長く伸ばして8の字にし、お砂糖をつけると、Ocho



先の生地に、さらに、ラードと砕いたピロンシージョを加えて、


同じように伸ばして、
切り込みをいれると、


Fina

ラードのおかげてパリッとして、美味!


こちらは、別の生地。
小麦粉、マーガリン、油、お塩、生イースト、お砂糖、牛乳、卵

1次発酵させたら、
丸めて、粉砂糖の生地をのせて、伸ばして型押して2次発酵します。

学校でも習ったConcha。
伸ばしてから型抜きするのが、ちょっと違うところ。
平べったいほうが、ここのパンらしくてよいですね。
あ!でもConchaはここの伝統パンではなくて、先生が独学で初めたそう。先生すごーい!



こちらは、
小麦粉、ラード、牛乳、ベーキングパウダー、重曹、お砂糖。

丸めて、「つぶしながら」お砂糖をつけて

Gordita

カリカリに仕上がりまーす!


お次はちょっと変わりパン。
Granillo(小麦胚芽?)と小麦粉をあわせてピロンシージョも入れた、天然酵母入り生地。

コーヒー色の生地をこんな風にして。


別途、小麦粉て真っ白な生地をつくりまーす。こちらは生イーストのみで。

2色それぞれの生地を細長くして重ね、巻いてペタンとすると、

これを、のばすと

うずまきのは、コーヒー色の生地に、細長くした白の生地をグルグルのせて、伸ばしたもの。

2色のがAguacata
うずまきSema

たくさん生地がそろっていく間に、ズコーしずつ、膨らんでいますね~




オーブンに入れる薪は3種類。
お値段が高い薪ばかりを使うわけにいかないので、組み合わせて。




ほんと、アッちゅう間に焼けます。

いつもオーブン扱う人見ると感心しますねぇー。あの木の棒でチャチャッとひっくり返して。。。

直火で、焼いたパンは、底を布巾ではたいてキレイにします。


発酵中にお昼ごはんだったのですが、私までごちそうになり。。。
Sopa aguada de fideo

家族の多い家庭なのに。。。
どうも、スープ足りなかったような話。
申し訳なかったなぁ。。。

ほんと、大先生とご家族に感謝です。


お土産を持って家に帰ると
「お昼ごはんに帰ってこなかったわね~!どうしたの?」
と。

お昼食べていない分まで、あれこれ食べさせようとしてくれるお母ちゃん。やさしい~でもお腹いっぱい(笑)

早く帰ったら教えてくれるつもりだったのが、アルボンディガ(肉だんご)・デ・オジャ。
でも、今日のはプレペチャの地域でしか作られないスタイル。




牛肉でスープを作っておき、あとからお団子を加えます。
お団子は牛挽肉、ごはん、ミント、シラントロ、トウモロコシの生地などが入ってホロホロっとした状態。
お母ちゃん
「くずれちゃった」
て言うぐらいなので。。。

そしたらお父ちゃん
「おいしい!ピカディージョ(挽肉と刻んだお野菜の煮こみ。くずれてるから肉団子に見えないってこと)」

でも、くずれるぐらいのほうがおいしいのであります。

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