7月3日 金曜日
テレビの取材があるってことで、朝9時からお手伝い&野次馬しにいってきました。
厨房にはたくさんの食用花がやってきたばかりだったので、いろいろに使われていました。
エスカモレ(蟻の卵の珍味)とワカモレの一皿
と
ショコノストレのデザート
エスカモレは、エパソテ(メキシコでよく使われる香草)でバターに香りをつけて、炒めた後にワカモレとチャプリン(バッタの仲間みたいなの)をあしらったお皿に盛りつけます。
最後はコップをかぶせて、スモークの香りをつけます。
お客さまの前でふたを開けると煙と香りがふわっと・・・そんな演出です。
ショコノストレのデザートは、
酸っぱいショコノストレをお砂糖とシナモンで煮た、甘すぎなくてすっきりのおいしいデザートです。
ここに、Pirulという赤い胡椒の皮をむいて水につけたもの、スッキリした香りのHinojoの種とキーライムの皮をのせて、テキーラクリームをのせています。
Pirulという赤い胡椒、実はお店の前に生えているらしくて、
こんな大きな木!
こんな実なのですが、
ふやかすとこんな感じ。
ちょっと甘くてやっぱり辛いです。
こういう甘いのと辛いのの組み合わせ、香りのものとの組み合わせなどなどを思いつくの、シェフ天才!・・・と思ってばかりじゃだめですね~。もっとクリエイティブにならないと・・・ ね。
二十数か国で放送されるらしい~。すごーい。
この撮影、厨房では行われず、窓際のお客様のお席に電磁調理器などを用意して行われたのですが、
まぁ、大変。
「こんにちわ!今日は○○をご紹介します。・・・・」
「もう少し説明したほうがよかったですね・・・」
「こんにちわ!今日は・・・」
「あ、もう少し笑ってください・・」
「こんにちわ!今日は・・・・」
出来上がりは6分ぐらいらしいけど、2時間以上かけてやっと撮影終了。いや、もっとかかったかも。
また、すごーく少しずつ撮影していくので
「シェフ、さっきのところもう一度やってください。手元をアップで撮りますので」
ていうのがしょっちゅうでした。
すごいお仕事ですね・・・。
スペインから取材に来られていることや、複数の国(おそらくスペイン語の国)で放送されることから、メキシコでしか使わない食材もちゃんと説明しなければいけない、ということも大変見たいです。
同じスペイン語でも、国によってとっても言い方が違います。
例えばピーナツは
メキシコ カカウワテ
グアテマラ マニア
エル サルバドル マニ
お隣同士の国で、こんなにちがうのね~。
日本語のブログなので書きますが、
シェフのお父さまもお母さまも見守ってらして、お写真とったりして、なんだかシェフが子どものようにかわいらしく感じました。
おっと失礼ですね。。。
でも、家族!って感じでしたね~!
今日のごはんは、オスカルくんの「ヤキメシ」でした。
メキシコではどうやってやるのか、みせてもらいました~
絶対鉄板でやらなあかんらしい。
で、最後にすごい量のお醤油(中国の味のやつ)を入れて出来上がり。
すごい!こっちの中華屋さんの味!
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